作品詳細

[文庫]鬼平犯科帳 (31)

[文庫]鬼平犯科帳 (31)

盗賊人相書

著者
シリーズ
[文庫]鬼平犯科帳
カテゴリー
さいとう・たかを
発売日
2009年06月30日(火)
判型
A5
定価
524円 (税抜本体 476円)
ISBN
9784845834310

火盗改方長官・長谷川平蔵と、庶民の人情味を描く!!

火盗改方長官・長谷川平蔵が、悪人どもの裏をかき、一網打尽!! 本格痛快時代劇画、大好評の文庫サイズ!! 表題作の「盗賊人相書」他2編を収録。

■収録作品■
・仕置ノ壱 泣き男
梅雨も明け、木村忠吾の女房の出産も近づいてきた。同僚の同心・細川は、女房持ちを隠し千駄ヶ谷八幡宮門前の茶店で女の気を引こうとして、居合わせた浪人者にからかわれた挙句、取って投げられ、腰を痛めてしまう。平蔵に問い詰められ打ち明けたところ、門前町に不似合いな浪人たちに不審を抱き…?

・仕置ノ弐 盗賊人相書
盂蘭盆も過ぎた頃の真夜中、日本橋の金箔師方に兇賊が押し入って家族、使用人たちが惨殺され、金品を奪って逃走する。殊に、主・後藤九郎兵衛の殺されようは酷く、怨みを持つ者の凶行と思われた。そして、事件の夜から姿を消していた女中・お加世が御用聞きに連れられ、役宅へやってきたのだが…?

・仕置ノ参 深川・千鳥橋
深川・富岡八幡宮の放生会の御祭礼の日、混雑を避け遠回りをした仁三郎は、上方での馴染みだった大工“間取りの万三”に遭遇する。金持ちの商家などの間取り図を盗賊へ売っていた万三は、労咳に冒され江戸へ戻り、昔捨てた女と暮らしていたのだが、老い先短いと感じ、自分の死後に困らないだけの金を遺してやりたいと思って…?

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