【訃報】みなもと太郎先生が逝去されました。


月刊誌「コミック乱」にて『風雲児たち 幕末編』を連載していました みなもと太郎先生が、2021年8月7日、心不全のため逝去されました。74歳でした。

コロナ禍の状況を鑑み、葬儀はご親族のみで執り行われました。
ファンの皆様とのお別れ会につきましては今後の状況を慎重に見極めつつ検討して参ります。
また『風雲児たち 幕末編』の続刊等につきましては発表の準備が整いましたら「コミック乱」誌面および弊社ホームページでご案内いたします。

40年以上に渡り連載され、世代を超えて愛されてきた『風雲児たち』はついに未完となりましたが、マンガ家として、またマンガ研究家として、先生が遺してくださったものの大きさは計り知れません。

みなもと先生の生前のご功績に対する心からの敬意とともに、謹んで哀悼の意を表します。




【みなもと太郎先生 略歴】
マンガ家、マンガ研究家。本名、浦源太郎。
1947年(昭和22)3月2日、京都市生まれ。
1964年 京都市立日吉ヶ丘高等学校美術課程卒業。
1967年9月「別冊りぼん 秋の号」でデビュー。
1970年 「週刊少年マガジン」で『ホモホモ7』連載開始。大ヒットとなる。
1979年 「月刊少年ワールド」で『風雲児たち』連載開始。
    同シリーズは翌1980年より「コミックトム」に、2001年より「月刊コミック乱」に掲載誌を移し40年以上に渡り連載。
    マンガやアニメーションのみならず、エンターテインメントやアカデミズムにも多大な影響をもたらした。
    2018年にNHK正月ドラマ『風雲児たち 蘭学革命篇』が放送、2019年には歌舞伎『月光露針路日本 風雲児たち』(いずれも
    三谷幸喜脚本)が上演された。

【代表作など】
『風雲児たち』『風雲児たち 幕末編』『ホモホモ7』『レ・ミゼラブル』などのマンガ作品のほか、『マンガの歴史』など、マンガ文化についての著書も多数。商業漫画の第一線で活躍する一方で、「作画グループ」の仲間とともに同人漫画の黎明期を支え、50才を過ぎてからコミケの常連になるなど同人文化にも大きな足跡を残した。手塚治虫文化賞、文化庁メディア芸術祭、文化庁芸術選奨などの選考委員・主査を歴任。プロアマ問わず多くの描き手を勇気づけてきた。

【受賞歴】
2004年 第8回手塚治虫文化賞特別賞(歴史マンガの新境地開拓とマンガ文化への貢献に対して)
2010年 第14回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞(風雲児たち)
2020年 第49回日本漫画家協会賞コミック部門大賞(風雲児たち)


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