『アントロポセンの犬泥棒』9月10日発売!

株式会社リイド社(所在地:東京都杉並区、代表取締役社長:齊藤哲人)は2021年9月10日(金曜日)に、『アントロポセンの犬泥棒』(川勝徳重)を刊行いたしました。

9784845861026

作品紹介


「飼育/鑑賞/抵抗」の三部からなる『野豚物語』、
よその家のポメラニアンに心奪われた夏のある日を描く『犬泥棒』、
ゾンビ・カタツムリをめぐるモダンホラー『ロイコクロリディウムの恐怖』ほか、
近代都市の矛盾を撃ち変革の予兆を高らかに謳いあげる衝撃の劇画集。

【収録作品】
■野豚物語
女は走る、主客の狭間を。女は叫ぶ、構造を撃て!!
YouTubeで見た「子豚ちゃん」の動画から始まった空想は、飼育され鑑賞される者たちが見せたなけなしの抵抗に辿り着き…

■犬泥棒
何をやってもうまく行かない日、スーパーで見かけたポメラニアンがあまりにもかわいくて……

■リヤドロの置物
ひとり取り残されたのらくろは小舟で元カノの家に向かってみた。

■美しいひと
コインランドリーを舞台に「今この時代」の日常を描く。それはささやかで、とてもリアルな日常。

■換気扇
ガスコンロのそばに彼女が忘れて行った煙草が一箱。換気扇よ、我が恋人をさらってくれるな…

■多重露光
子どもは無邪気で、狡猾で、残酷で。いじめをめぐる会話を経て二重写しになる過去と現在。そして記憶は……

■ロイコクロリディウムの恐怖
弟のゆうちゃんが「ゾンビ・カタツムリに寄生された、もうだめだ」と言ってきかない。気のせいだと諭しつつも、烏の群れはある不吉な予感を運んできて……




書籍名
アントロポセンの犬泥棒
出版社
リイド社
発行日
2021年09月10日(金曜日)
定価(税込)
1430円(税込)
ページ数
192ページ
ISBN
978-4-8458-6102-6
判型
B6変型
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