作品詳細

[文庫]鬼平犯科帳 (32)

[文庫]鬼平犯科帳 (32)

隠居金七百両

著者
シリーズ
[文庫]鬼平犯科帳
カテゴリー
さいとう・たかを
発売日
2009年07月30日(木)
判型
A6
定価
524円 (税抜本体 476円)
ISBN
9784845834327

火盗改方長官・長谷川平蔵と、庶民の人情味を描く!!

火盗改方長官・長谷川平蔵と、江戸の人々の人情を描く!! 本格痛快時代劇画、大好評の文庫サイズ!! 表題作の「隠居金七百両」他2編を収録。

■収録作品■
・仕置ノ壱 おみね徳次郎
まわり髪ゆいの徳次郎と、水茶屋の雇われ女将・おみねは、足かけ二年ほど一緒に暮らしてきた仲だったが、実は徳次郎は盗賊の一味であった。ところが、そのことをおみねに知られてしまい、絞殺しようと試みるのだが、しくじって淫欲に溺れてしまう。その翌日、おみねの水茶屋を通りかかった五郎蔵・おまさは、そこに意外な人物を見掛けて…?

・仕置ノ弐 霜夜
ほろ酔いで料理屋の二階から外を眺めていた平蔵は、見知った浪人風の男を見付ける。高杉道場の弟弟子で、実の弟のように可愛がっていたのだが、二十数年前に突然姿を消して行方知れずになっていた池田又四郎であった。しかし、その暗く沈んだ表情から、すぐには声を掛けられず後を追った平蔵は、道すがら、当時の経緯を思い返していた…

・仕置ノ参 隠居金七百
初詣で鬼子母神へ出掛けた辰蔵とお園だったが、帰りしな、辰蔵が気にかけていた茶屋“杉や”の娘・お順が攫われるところに出くわしてしまう。そしてその頃、彦十が両国広小路で見掛けた、さる盗賊一味について、おまさが平蔵に報告をしていた。一方、辰蔵は、お順の行方を探し回ったものの杳として知れず、やむなく杉やへ向かったのだが…?

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